ポスター・デザイン

今年のポスター

 今年のジャズフェスティバルのポスター・チラシが刷り上がりました。 

 ←← これです。 

 どうです、素敵なデザインでしょう! 

 日本全国、たくさんジャズフェスティバルがありますが、こんなに斬新な色遣いのポスターは見たことがありません(自画自賛)。 

 じつは、このポスターをデザインしたのは現役の学生さんです。成安造形大学デザイン科グラフィックデザインクラスの鈴木健さん。若い人特有の自由な感性がとてもよく表れています。 

 現在、このポスター、チラシ(チラシはA4版とA5版があります)を配布中です。もしご近所やお友だち、お住まいの地域、会社などへの配布のお手伝いをしていただけるなら、とても助かります。お手伝いいただける方は、先にお知らせした実行委員会にお出でいただくか(今日は実行委員会の日です! 16:00~18:00、明日都浜大津1階、大津市市民活動センター大会議室、どうぞお出でください)、メールでお知らせいただければ(可能な範囲で)お渡しいたします、「北海道に住んでいるんだけど、チラシ配るよ」はなしよ(^^)。 

 大津ジャズフェスティバルは市民の手作りのお祭りです。皆さんのお力をお借りしたいと思います。興味のある方は、ぜひ「一緒に街を手作りしましょう!」。

プレイベントのプレ・アナウンス

 大津ジャズフェスティバル実行委員会では、これまでいくつかのプレイベントをおこなってきました。

 今後のプレイベントの予定をお知らせいたします。とはいえ、まだ充分にスケジュール、出演者が確定していませんので、今日のアナウンスはあくまでプレ・アナウンスです(^^)。

6月19日の百町市にて

 大津の天孫神社では、毎月第三土曜日に百町市をおこなっています。この百町市とジョイント・協力するかたちで、大津ジャズフェスは6月にプレイベントをおこないました。

 左の写真は6月19日の百町市での演奏風景です。

 ステージに注目ください。これは、ふだんは神楽が舞われている舞台です。「ふだんは」と書きましたが、じつはいつ神楽が舞われているかは、調査不足で知りません、ごめんなさい(^^;;、お正月なのかなぁ?。能舞台のようでもありますから、もしかすれば舞われるのは能かな? 狂言かな? ま、ようするに、ここはとても歴史のある舞台です。で、この由緒正しき和の空間でジャズが演奏されるわけです(なにか、無理やりまとめたような・・・・)。

 今月の第三土曜日は18日です。お近くの方はぜひおいでください。百町市(天孫神社)ではフリマもやっていますよ~。

県立図書館での演奏会の様子

 もうひとつは、「大津ジャズフェスティバル・プレイベント 〜JAZZのゆうべ〜 Part,3」と題して、10月2日(土)に滋賀県立図書館の1階ロビーでおこなわれる予定です。演奏は午後5時からを予定していますが、詳細はまだ決まっておりませんので、間近になりましたら、この場でお知らせいたします。

 写真は定期的におこなわれている県立図書館での演奏会の様子です。この図書館は1階から3階までの吹き抜けになっていて、この吹き抜けスペースを利用しておこなわれているのですね。

 図書館と音楽のコラボというのは珍しい企画かもしれません。でも、本と音楽は文化をささえる重要な要素ですから、いわば文化の(小さな)祭典ですね! ちょっとオーバーかも(^^)。

 県立図書館は、JR瀬田からバスで10分、文化の森のなかにあります。

 そして、もうひとつプレイベントがあります。県立図書館でのプレイベントと同じ日、「ジャズ電車」が走ります。

 京阪電車の石山坂本線には、名物電車が走っていることは、大津在住の方はよくご存じだと思います。冬の「おでん電車」、夏の「ビールde電車」が有名です。実行委員のなかにも、つい先日の「ビールde電車」を楽しんだメンバーも数人いますが、その名物電車が10月2日には「ジャズ電車」として走ります。

 これも詳細(発車時刻など)は最終決定していませんので、詳細が決まり次第、お知らせいたします。

 大津ジャズフェスティバルのプレイベントにもぜひお越しください。

札の辻(ふだのつじ)

札の辻

 先の「大津宿本陣跡」のエントリーで、「大津は北国街道と東海道の合流地点であり」と書きました。この「合流地点」の実際の場所が、左の写真にある「札の辻」です。

 「札の辻」とは、もともと江戸幕府の法令を記した制札(高札)がたてられた場所のことです。ですから、「札の辻」という地名は全国各地にのこっています。

 大津では、制札が北国街道と東海道が交差する地点にたてられましたので、ここに「札の辻」という地名がのこることになりました。江戸幕府にしてみれば、制札はおおくの人びとに法令を知らしめるものであったわけですから、この北国街道と東海道が交差する地点にたてるのは理に叶ったことだったのでしょう。

 じっさい、この地点は江戸時代はとても賑わった場所でした。ふたつの街道が交差する場所ですから、この近くには旅籠がたくさん建ち並んでいました。先に紹介した「大津宿本陣跡」は、この「札の辻」からほんの50メートルほど南に歩いたところにあります。

近江名所図絵

 文化2年(1805年)の「近江名所図絵」には、当時の「札の辻」の様子が描かれています。この図絵を見ますと、ここには宿場の人足や伝馬を調達する人馬会所がおかれて、とても賑わっていた様子が見てとれます。

 ところで、この写真、ちょっと汚れていますね。「近江名所図絵」という由緒正しき図版がどうして汚れているかと言いますと、じつはこれ、「札の辻」の交差点の地面に貼り付けられているものをそのまま写真に撮ったからなのです(ですから、ちょっと埃まみれ)。

 最初の写真に写っている交差点のどこかにこの「近江名所図絵」が貼り付けられています。大津ジャズフェスティバルに来られたら、オリエンテーリングのように探してみるのも面白いかもしれません。

 場所は京阪浜大津駅から京津線にそって南に7、8分ほど歩いた所が「札の辻」ですが、この交差点のどこかにありますよ。でも、よ~く地面を見ていないと、探し当てられないかもしれませんね(^^)。

大津宿本陣跡

 大津はむかしから交易の中心地として栄えてきました。びわ湖をつかって北国からの物資が集まってきましたし、東海道も通っていました。今でも、その痕跡が大津の町にはのこっています。

大津宿本陣跡

 写真は「大津宿本陣跡」です。

 ここにある案内板にはこう書かれています。

 「本陣とは大名や公家などが宿泊するために設けられた施設で、大津宿では大阪屋嘉右衛門(大塚本陣)、肥前屋九左衛門の2軒の本陣と、播磨屋市右衛門の脇本陣1軒が八丁筋に置かれていました。八丁筋には、旅籠などが多数軒を連ね、旅行く人びとを迎えていました。大津は北国街道と東海道の合流地点であり、また湖上交通の拠点でもあったことから繁栄を極めました。」

 現在は遺構などものこっておらず、ただ案内板がかつての街の繁栄を伝えるだけですが、この地に立ってみると、北に湖、南と西に山が迫っていて、たしかにここがかつて交通の要所だったことをしのばせます。

 場所は、京阪浜大津から京津線にそって南にくだり、京津線が右折れした先にあります。浜大津駅から徒歩ですと、約10分です。「滋賀労働局」という白い看板が目印です。この看板に隠れるように、それはあります。

 この碑を撮影に行った日はうだるような暑さで、ほとんど熱中症状態になりました。今年の残暑はほんとうに、ほ・ん・と・う・に厳しくて、もう怒りを通りこして、「どうにでもしてくれぇ~!」状態になっていますが、でも、ジャズフェスティバルは10月16日、17日ですから、いくらなんでもすでに涼しい風が吹いていることでしょう。

 大津宿本陣跡は、商店街からも近くですので、秋の陽を楽しみながら、足をお伸ばしください。

幻の中華そば加藤屋

 前回の味処は、そば屋さんでした。そばが出てくれば、ラーメンを出さないわけにはいきません。ということで、大津に来れば、ぜひ食べていただきたいラーメンがあります。「幻の中華そば加藤屋」さんです。

幻の中華そば加藤屋

 「幻の」と言うのがいいですね。で、この「幻の」というのはどういう意味かと言えば、加藤屋さんのマスターは、もともとトラックの運転手さんでした。そういうお仕事をされていたので、全国を回っています。周りながら、ラーメンをつぎつぎと食して回ったそうです、「幻の中華そば」を求めて。

 でも、「幻の中華そば」はどこにもなかった。そこで、「じゃぁ、自分で作ろう」と思い立って開いたのが、「幻の中華そば加藤屋」なのです。つまり、「幻の」というのは、「理想の」という意味なんですね。

 で、そのマスター曰く、「自分で作りながら、でも、まだ<幻の>中華そばを作ることはできません」なのだそうです。

 こういう科白を吐くマスターっていいと思いませんか? こういうお店は信用できます。 理想を追いつづけて、まだ理想には至らず、しかしいつまでも理想を追い求めている、これぞラーメン求道者です!

幻の中華そば

 その「幻の中華そば」は、これ←←です。

 スープは鶏ガラ+魚貝系で、あっさりとしていながら、深みがあります。そこに脂身がいい具合に浮かんでいて、ですから「あっさり」「深み」「こってり」の味わいが一度に楽しめるスープです。

 スープもいいのですが、特筆すべきは麺です。こんな麺は食べたことがありませんでした。腰があるというのともちがう、ツルッと喉を越えていくというのもとちがう、独特の麺です。

 その理由は、全粒粉をつかっているからです。この全粒粉で仕上げた麺だからこそ、香りがあります。全粒粉だからこそ、ミネラルが豊富です。ということは、美容にもいい麺ですね!(^^)

 ジャズフェスに来られたら、ぜひ「幻の中華そば」をお試しください。

 場所は、県庁前の通りを湖の方に下って2分、京阪島ノ関からは逆に県庁の方に歩いて2分です。

 あ、お値段ですが、「幻の中華そば」は680円です。その他に「和みの醤油そば」730円、「煮干しの中華そば」730円などメニューは豊富です。