雷恩

 大津味処、第2弾。今回は「雷恩」です。

 どうも大津には大坂や京都ではよく見る立ち飲み屋がすくないように感じますが、でも大丈夫。今回、紹介する「雷恩」はれっきとした立ち飲み屋さんです。

雷恩のドア

 まず場所から。JR大津駅を出て、スクランブル交差点をまっすぐ渡り、右(東)に20メートルほど歩きます。すると、そこには「雷恩」の看板が。その看板を見て左の階段を下ると、途中にあります。

 ← ← これが「雷恩」の入り口です。「営業中」ですね(^^)。

 この店で初めて「ホッピー」なるものを飲みました。関東ではよく飲まれるようですが、関西では珍しいです。ご存じですか? 焼酎のノンアルコール・ビール割り。写真にもあるように「低カロリー、低糖質、プリン体0」の健康的なお酒です。

 この店の特徴は、なんと言っても、その安さです。サラリーマンの味方です。徹底的な味方です。

雷恩メニュー

 この(←)写真をご覧ください。クリックすれば拡大写真を見ることができますが、メニューが読めますね? 生ビール320円、枝豆160円、ちーかま50円、6Pチーズ50円、そしてスティックチーズ20円、なんとアテの最低価格はうまい棒の10円です。こんな安い店はこれまで経験したことがありません(でも、うまい棒をアテにしてなにを飲むんだろう??)。

 前の味処紹介は居酒屋「利やん」でしたが、つづいて立ち飲み屋「雷恩」となると、まるでオヤジ趣味丸出しのようであり、ブログ執筆者の年齢も性別も経済状態も丸見えのようでもありますが(^^;;、でも大丈夫(なにが大丈夫なんだか!?)。ご安心ください(なにがご安心なんだか!?)

 もちろんこの店には若い女性もやってきます。ある日(夜)のこと。若い、可愛い女性がやってきて、こう言いました。
 「マスター、生ビールと生レバー! (ぐびぐびぐび)ぷっふぁー、うまいぃぃ!」

 ね、大丈夫でしょ、ご安心でしょ!(^^)

 ジャズフェスティバルに来られて、ちょっと一杯と思われたら、せひ「雷恩」のドアをお開けください。安心して飲むことができますよ(^^)。

ゲスト紹介

 昨日のエントリーでは、「市民会館小ホール」に登場するゲストを紹介しました。しかし、ゲスト演奏者はそれだけではありません。「おまつり広場」会場にもゲストが登場しますよ~。

昨年のおまつり広場会場

 「おまつり広場」のゲストは、市民会館小ホールのゲストとならんで、豪華です! それは以下の皆さんです。

◇森川 七月
 1985年7月30日生まれ。中学時代から姉の森田葉月と共に、地元大阪でライブ活動を展開。カレン・カーペンターを思わせるような艶やかで豊かな低音域で、Jazzを基盤に、R&B、SoulからLatinまで”彼女が歌うとすべてがJazzになる”、そんな恵まれた歌声を持つ天性のジャズヴォーカリスト。

◇伊奈木 紫乃
 幼少の頃より歌手になることに強く憧れ、ジャズから民謡、韓国留学時には民族音楽などジャンルにとらわれる事なく幅広い音楽に親しんできた。文化も言葉も全く異なる国の曲であるにも関わらず、何故かどこか懐かしさを感じるメロディーに強く惹かれ、ラテン音楽に新境地を見いだした。

◇Vermilion Field
 朱 恵仁(P)、栗田洋輔(S)、湯田 大道(G)、長谷川 晃(B)、松田 広士(Dr)
 ボストン・バークリー音大卒の朱、栗田の帰国を機に、国内外で、また様々なジャンルで活躍中のミュージシャンが集まり2005年に結成されたコンテンポラリー・ジャズグループ。現在のシーンを賑わすクラブ・ジャズとは一線を画すクロスオーバー・ジャズをメンバー全員の作曲により現代の感覚で蘇らせる。

 「市民会館小ホール」とならんで、こちらのゲストたちの演奏にもご注目ください。

 あ、市民会館会場は小ホールですので、食べながら飲みながら演奏を楽しむというのは無理ですが、こちらの会場には大津ジャズフェスティバル・ブースがあります。そこではビールほか、美味しい食べ物も用意しております(オリジナルTシャツ、カンバッジもあります)。湖のやさしい風にふかれながら、比叡の山に沈む夕陽を眺めながら、そしてビールを飲みながら、ゲストの演奏を楽しむ、う~ん、最高だと思いませんか?

会場紹介(20) 市民会館小ホール

市民会館

 最後の会場紹介になりました。最後に残った(残した)のは「市民会館小ホール」です。

 どうして残したかと言えば、ここがゲスト会場となるからです。つまり、ゲスト演奏者は最後にゆっくりと登場するわけですね(^^)。

 まず会場の位置を説明します。と言っても、とっても簡単。先に紹介した「おまつり広場」のすぐ前です。つまり、JR大津駅から中央大通りをまっすぐに下り、京阪石坂線の踏切を渡り、びわ湖の手前にあるのが、この「市民会館」会場です。もし京阪浜大津駅からいらっしゃるのであれば、「アーカス」会場を過ぎ、「おまつり広場」会場に出ることができれば、すぐ目の前に市民会館はあります。

 さて、では、この会場で演奏してくれるゲスト・プレイヤーを紹介しましょう。

◇あきは・みさき・バンド
中島 あきは(As)、中道 みさき(Dr)、中村 裕希(B)、田中 和音(P)
 高校入学が決まったあきは(As当時15歳)と、中学3年になるみさき(Dr当時14歳)が出会い、2008年3月バンドを結成、関西に次世代ジャズカルテット『あきは・みさき・バンド』 が誕生。バンド結成以来、日野皓正クインテット・平山恵勇・村田浩・Monster Jazz Quartet・・・ など世界的なアーティストとも共演も果たしています。

◇ 深尾多恵子(Vo)牧知恵子(P)デュオ
 【深尾多恵子】滋賀県近江八幡市出身。同志社大学時代より音楽活動を開始、京都でR&Bシンガーとして活動後1998年にニューヨークに渡りジャズと出会う。現在もニューヨークを拠点に米国各地で精力的にライ ブ活動を続けて、日本へは年に2度ライブツアーを行っている。 
 
 【牧知恵子】子供の頃よりクラシックピアノを学び、大学入学後ジャズに興味を持ちはじめる。2003年から2004年、アメリカに音楽留学をし、帰国後は、作曲、アレンジも含めて、関西と名古屋で活動を行っている。

◇ 中島 紅音
 07年9月に1stアルバム『Jazz portraits』でデビュー。「気軽に聴けるジャズ」をコンセプトに、スタンダードナンバーを現代風にアレンジ、レパートリーとする。ハスキーなのにまろやかで伸びのある声が魅力。

◇ TONE QUARTET
 刀祢直和(B)、関谷友加里(P)、水上洋(Dr)、 杉本 匡教(Ts)
 ベーシスト刀祢直和の率いるジャズカルテット。オリジナル曲を中心にJAZZスタンダードも演奏。今回は若手の新星 T.SAX 杉本 匡教を 迎えてのサックスバージョンのカルテットでお送りします。

浜田博行&西村有香里クインテット
 【浜田博行】関西学院大学在学時にビッグバンドに所属しソロイストを担当。ポップスグループ「モダンンチョキチョキズ」に参加し、全国ツアーやテレビ等媒体への出演。サックスのジミー・ヒースからその演奏を賞賛される。滋賀県発のジャズトランペット奏者として活動中。

 【西村有香里】大阪府出身。大学に進学後、音楽サークルで様々なジャンルの音楽を経験し、音楽の道を志すようになる。現在はフリーで京都・滋賀・大阪を中心に演奏活動やレッスンを行なっている。ポップスのレコーディング及びライブサポートから、ジャズのコンボやビッグバンドまで幅広く活動中。

 以上のとおり、ゲストはそうそうたるメンバーです。どうぞ「市民会館小ホール」会場でお楽しみください。

アクセスお礼

 ぽつぽつと書いてきましたこのブログも、7月24日のアクセスカウンター設置以来、約20日間で1,000アクセスを突破いたしました。拙いブログをお読みいただいた皆さま、大津ジャズフェスティバルを応援してくださっている皆さまのおかげだと感謝いたしております。

 また、この間、ツィッターなどでこのブログをご紹介いただいたWさん、Uさん、ありがとうございました。

 じつは先日、こんなメールをいただきました。

「大津には仕事で18年ほど通っていますが、街歩きもしたことがないし・・・・、大津のお勧めのイイトコ???って、知らないのです(^^;)
 で、ちょうど大津の街について、ポイントつかんで、楽しくまとめてあるのが、大津ジャズフェスのこのブログなので、私の△△にこのブログのURLを載せたり、写真を何個か使わせてもらっていいでしょうか???」

 こういうメールをいただくと、とてもうれしくなります。もちろん、「どうぞ、どうぞ」とお応えしました。そして、もっと大津の街についてお知らせしたいと思いました(でも、そのためにはあちこち取材しなくちゃ!)。

 ということで、今後ともよろしくご贔屓ください。

商店街案内

 今年の大津ジャズフェスティバルは「JAZZと一緒に街歩き」というキャッチフレーズを掲げているとおり、10月16日(土)はいくつかの商店街に会場をもうけました。このことはすでにこのブログで「会場案内」シリーズとして紹介したとおりです。もう一度、復習しておきましょう。

大津駅前商店街入り口

 JR大津駅から左(西)側の通りが、寺町筋ですが、びわ湖までつづくこの筋の両側にあるのが、大津駅前商店街です。この商店街には、興禅寺会場があります。

 商店街の衰退と郊外型のショッピングモールの乱立ということが言われてひさしいですが、商店街とショッピングモールには決定的な違いがあります。それは、そこに「生活」があるかどうか、です。(おおくの)商店街には(いまだに)そこで商売をしている人たちの「生活」があります。この営みが、それぞれの商店街にその街「独特の香り」をあたえているように思います。ショッピングモールには、そんな「独特の香り」はないですね。

丸屋町商店街入り口

 大津駅前商店街を歩いて、「会場紹介(1)」で紹介した「パーンの笛」の交差点を左(西)に折れると、そこはもう丸屋町商店街です。

 この商店街には、次の4つの会場があります。

  • 平井酒造前会場
  • 曳山展示館前会場
  • 大津百町館会場
  • 大津中央鍼灸院前会場

菱屋町商店街入り口

 この丸屋町商店街を抜けると、京阪京津線の路面電車が走っています。写真には線路が見えますね? そして、この線路を渡ると、そこが菱屋町商店街です。

 そして、この商店街にある会場は、次のふたつです。

  • ウエノベビー前会場
  • 西友前会場

 大津駅前商店街、丸屋町商店街、菱屋町商店街、そしてこれから紹介する長等商店街を歩いていると、気がつくことがあります。それは、これらの商店街には、日本全国どこの街角にもある、あるものが見当たらないということです。このことが、これらの商店街の特徴をはっきりと表しています。

長等商店街

 何が見当たらないか、判りますか? じつはマクドナルド、ケンタッキー、コンビニ、ドトールコーヒーなどのチェーン店が、これらの商店街にはありません。そこにあるのは、魚屋さん、肉屋さん、雑貨屋さん、文房具店、食堂、喫茶店、うどん屋さん、薬屋さん、酒屋さん、衣料品店、靴屋さん、帽子屋さんなどの、まさに「ここだけにある」「個人の」商店です。それは決して渋谷や梅田のような都会的な街並みではありませんが、だからこそ、伝統的で庶民的な大津の街並みをのこすことになりました。

 これは先に書いた「生活」の問題とも関係していますが(マクドナルドの二階にその店の店長夫婦が住んでいるという話は聞いたことがないでしょう?)、これらの商店街は、まさに地付きの人びと(町衆と言えばいいのでしょうか)によって支えられているわけです。だからこそ、その街独特の「香り」を醸し出しているわけですね。

 最後に写真紹介した長等商店街には、「Tio」会場があります。

 ジャズフェスの会場で音楽を楽しまれたら、それぞれの商店街の「独特の香り」もまたお楽しみください。これが、「JAZZと一緒に街歩き」というキャッチフレーズを掲げた私たちの想いです。