「home」でジャズ

home

 龍谷大学の社会学実習組織「大津エンパワねっと」が取材・編集したタウン情報誌が、昨年につづいて発行されました。「home」と言います(写真参照)。大津の飲食店を紹介したフリーマガジンです。

 昨年の第1号は「home~大津でデート」というテーマで、まさにデートする若者(だけではなく、おおくの方々)に好評でした。

 今年の第2号は「あなたは誰と行く?~食事で楽しむ大津~」というテーマで、大津の街を散策しながら、美味しいものを食べるという欲張りな企画となっています。

 「まちなかマップ」や「役立ち交通情報」、そして「home」の売り物「お得なクーポン」も10枚付いていますが、なんと言っても、ファミリー向けの大津散策2コースとモデルデートコースが紹介されているのが今年の特徴です。

ふたつのコース

 この「home」をここでご紹介したのは、ジャズフェスティバル当日はジャズフェスのプログラムと一緒に「home」を持って大津の街を歩くととても便利だと思われるからです。

 この写真をご覧ください(クリックすると拡大します)。

 浜大津駅に9:30に着いて、そこから「湖岸でゆったりすごすコース」と「まちなかを散策するコース」が紹介されていますね。じつは、ここで紹介されているスポットのほとんどがジャズフェスの会場となっています。たとえば、浜大津駅前、大津港、スカイプラザ、旧大津公会堂、大津百町館、曳山展示館、そしてアーカス、これらはすべてジャズフェスの会場です。

 ね、便利でしょう?!

 これまで、このブログでご紹介したいくつかのレストラン、蕎麦屋さん、カフェ、ラーメン屋さんなども「home」では紹介されていますよ。

 龍谷大学の学生たちが取材・編集したフリーマガジン「home」は、京阪電車主要駅、明日都浜大津、びわ湖大津観光協会、大津祭曳山展示館、旧大津公会堂、浜大津アーカス、びわ湖ホールなどに置かれています。自由に手にとって、ジャズフェス会場をお回りください。

JR大津駅の地球儀

 前々から「あれは何なんだぁ?」と思っていたものがあります。それはJR大津駅の上り線ホームの西の端にある地球儀のようなものです。

謎の地球儀

 これ(←)です。

 もう何年も、大津駅で降りているのですが、今日、やっと確かめてきました。な、な、なんと! JR大津駅って・・・・、そうだったのかぁ!

 地球儀の台座に赤い線がありますね。これがそれです。

 「それ」って言われても・・・ですが、じつは大津駅は北緯35度の線上にある駅で、この赤い線がまさに北緯35度を示していたのでした(知らなかった・・・(^^;;)。

 北緯35度、この線を東側に辿っていくと、千葉県の千倉町から太平洋に出て、太平洋を渡ってアメリカ大陸に上陸します。そしてオクラホマシティーを通って、メンフィスに突きあたります(う~ん、メンフィスって、エルビス・プレスリーの生地ですね!)。アメリカ大陸を横断して大西洋に出て、さらに地中海にはいります。そしてクレタ島に上陸し、キプロス島を横断して、バグダッドをとおり、チベット高原、西安の北側を通過して、日本海に出ます。そして、島根県の江津市でふたたび日本に上陸して、ついにはJR大津駅に帰ってくるのです!

 ひゃー、なかなかすごいですねぇ。大津から地球一周できるのですよ! もちろん地球は丸いですから、どこからでも一周できるのですが、「北緯35度」と切りのいい数字が通っていると、なにか特別な気分がしてきます(おめでたい性格をしていると自分でも思います)。

 ということで、JR大津駅に来られたら、この地球儀をご覧ください。地球を一周した気分になれ・・・・ます(なれないかも・・・・)。

宵宮ライブ

 9日と10日は大津祭りでした。すでに、お知らせしましたように、9日の宵宮では丸屋町商店街の大津中央鍼灸院前(ここはジャズフェスティバル当日の会場です)で、大津ジャズフェスティバル提供「宵宮路上セッション」がおこなわれました。

路上ライブ

 この写真がその様子です。

 ご覧のように、ベース、ドラム、サキソフォン2本、そしてピアノという小さな編成ですが、大津祭りの雰囲気のなかにすっかり溶けこんで、いい感じのセッションとなりました。

 写真には写っていませんが、周りには小さな人垣ができて、皆さん、宵宮の夕暮れにジャズを楽しんでいただけたと思います。

 この日のサックスはとりわけノっていましたね(^^)。大津祭りの夕暮れ時ということもあって、エネルギッシュなジャズというわけにはいきませんでしたが、しかし、落ち着いた雰囲気のなかにもジャジーな気分がただよったひとときでした。

何気の通行人

 路上ライブですから、人通りがあります。

 ですから、二番目の写真のように(写真をクリックしてご覧ください)、何気にバンドの前を行き過ぎる人もいます(^^)。

 でも、これがいいんですねぇ。これが路上セッションのいいところです。人びとが行きかう商店街の日常のなかに音楽がはいる。そうすると、道行く人の足取りも、ふっとリズムにのっているような、そんな小さな「非日常」が街中に溶けこんでくるようです。

 大津中央鍼灸院前は、16日、13:00からジャズフェス会場となります。

 「Time For Love(歌謡ポップス)」「SAWA & Misa(ジャズ)」「G’ブロー(ポップス・フォーク)」「黒田・西村デュオ(JAZZ)」の4つのバンドが登場します。どうぞ、お楽しみに!

ジャズカップ発売

ジャズカップ

 丸屋町商店街にある平井酒造さんは、ジャズフェスティバルの会場のひとつです。

 その平井酒造さんが、大津ジャズフェスティバルを記念して「ジャズカップ」を発売されました。お酒はもちろん「浅茅生」の吟醸です。

 ラベルをご覧ください。今年の大津ジャズフェスティバルのポスター・デザインを使っていただきました。

 ぜひお買い求めください。お値段は300円、あの銘酒「浅茅生」を気軽にお楽しみいただけます。

 平井酒造前のジャズフェス会場でジャズを聴きながら、「ジャズカップ」で「浅茅生」を楽しむなんていかがでしょう? 「浅茅生」がほんのりと身体にまわってきて、耳にはやんわりとジャズがまわってきて、「う~ん、天国っ」って感覚を味わうことができると思いますよ! ぜひ!

摩季詩の海鮮丼

 菱屋町商店街に魚屋さんがあります。魚屋さんにしては変わった名前で「摩季詩」といいます。この「摩季詩」さんの海鮮丼が絶品なのです。

海鮮丼

 先日いただいた海鮮丼がこれです。

 「先日いただいた」と書いたのは、使われる6種の海鮮は毎日変わるからです。この日は、甘エビ、サーモン、生タコ、天然ぶり、戻り鰹、アジでした。

 天然ぶりは脂がのっていて、アジはぷりぷりしていて、サーモンはとろけるようで、甘エビはあまく、生タコはしこしこしていて、戻り鰹はしっとりで、いやぁ~、美味しかったです! それに、あら汁がまたコクがあっていい感じでした。

 もう30年も前に、横須賀の近くの漁港で、取れたての魚を熱々ご飯に乗せて食べた海鮮丼を思い出しました。海のない大津で、こんなに生きのいい海鮮を食べられるなんて驚きです。これで1,000円、お得ですね(^^)。

 ところで、お魚屋さんなのに「摩季詩」とはなにか理由があるにちがいないと思い、店主の中村千代子さんに由来をうかがいました。中村さんはにっこり笑って、「魚屋らしくない名前をつけたかったのよねぇ~。摩季詩というのは、季節を磨く味って感じかな」と答えてくれました。

 なるほどぉ~、お答え自体が「詩的」ですね。でも、密かに想像したのでした。「摩季詩」というのは、もしかして「マキシム・ド・パリ」のもじりかも?(^^)。

 お魚屋さん「摩季詩」はジャズフェスティバルの会場になっている「ウエノベビー」の隣りです。ジャズと海鮮丼、合いますよ、きっと!