打ち上げ
昨24日(日)、第2回大津ジャズフェスティバルの打ち上げを旧大津公会堂でおこないました。実行委員、ボランティアだけではなく、ミュージシャンの皆さん、びわ湖JFの実行委員の皆さんもおいでいただき、とても有意義、かつ感動的な打ち上げになりました。
写真は、小山実行委員長の声に合わせての「かんぱぁ~ぁ~ぁ~い♪」です。(^^)
それぞれが一品持ち寄るということでしたが、持ち寄られた料理の見事なこと! そして、シャンパンや高級焼酎、なんといっても平井酒造提供「ジャズカップ」が美味しかったこと! 2時半からはじめて、終了したのが7時ですから、たっぷりと打ち上げました(^^)。
ジャズフェスティバルの打ち上げはいいですよ! なにしろジャズミュージシャンがいっぱいいますから、最後は当然のごとくセッションがはじまります。「A列車で行こう」はもうノリノリ、事務局長のtabutabuは走りまわる走りまわる、そして最後には、わがOJFが誇る歌姫「文鳥」が「What’s a wonderful World!」で締めました。
ジャズフェスティバルという「お祭り」が終わって一週間、この間、「お祭りってなんだろう?」と考えてきました。そして、こんなことを思いました。
お祭りは三つの要素で成り立っています。ひとつは「みる人」、つまり観客の皆さまです。もうひとつは「する人」で、ジャズフェスの場合はミュージシャンです。今回はたくさんの「みる人」においでいただきました。そして、ミュージシャンの皆さんには素敵な演奏を「して」いただきました。しかし、もうひとつの要素があります。それが「つくる人」、つまり実行委員であり、ボランティアの人びとです。
正直に言えば、「つくる人」はほぼ一年間、とてもしんどい思いをしてきました。たくさんのトラブルがありましたし、資金は足りるだろうかと心を痛め、間際まで準備不足に悩んできました。そういう意味では、「つくる人」は裏方ですし、そんな思いをしながら、手弁当で、ある場合には仕事を犠牲にして、お祭りを作り上げてきたわけですから、あきらかに「バカもの」です(祭りは「ヨソもの」、「ワカもの」、「バカもの」によって作られると言われます)。
でも、「つくる人」には、「みる人」にも、「する人」にも決して経験することのできない、ある特権があります。それは、お祭りが終わった瞬間、わき上がってきて爆発するような感動を味わうことができる、という特権です。もう50も過ぎた大の大人が、まるで30年以上前に観た青春TV番組そのままに、涙を流しながら「やったねぇー!」「よかったねぇー!」と抱き合って感動しあう、これが「つくる人」だけが味わうことができる特権だと思います。
このジャズのお祭りで、もっとも感動したのは、じつは私たち実行委員とボランティアたちの「つくる人」だったと思います。そんな感動を味あわせていただいた「みる人」=観客の皆さま、「する人」=ミュージシャンの皆さま、ほんとうにありがとうございました。
でも、あの一瞬の感動(それは一週間後にもつづいていましたが)は、じつはちょっと困ったものでもあります。それは、まるでドラッグです。ひとたび体験してしまったらクセになる、そんなドラッグです。いわば「お祭り中毒」ですね(^^)。
この中毒に冒されてしまった私たちは、たぶん、来年もまたドラッグをもとめてしまうことでしょう。