京街道JAZZライン

 「京街道JAZZライン」というものをご存じですか?

 「京街道」というのは、豊臣秀吉が大阪城と伏見城をむすぶために築いた街道です。伏見宿、淀宿、枚方宿、守口宿と4つの宿もあったそうです。

 で、この「京街道」に現在は京阪電車が通っているわけですが、この京阪沿線にはJAZZのお祭りが連なっています。ということで、京阪電車がこれを「京街道JAZZライン」と名づけて取りまとめ・宣伝している、というわけです。

JAZZライン(大阪から)

 そして、この「JAZZライン」は今週末から始まります。

 ←← この写真は「京街道JAZZライン」の大阪から古川橋までの紹介です(写真をクリックすると拡大されます)。

 大阪側(西側)から紹介していきましょう。

 まず中之島線の大江橋では、11月5日(金)に「中之島ガーデン・JAZZ・ブリッジ」が開催されます。また、12月11日(土)から25日(土)までは近くの淀屋橋港から「大阪水上バス・ロマンティック・イルミネーション・クルーズ」がおこなわれます。

 京阪天満橋駅では、10月17日(日)から23日(土)まで「北大江たそがれコンサートWEEK2010」が開催されます。

 そして、9月25日(土)と26日(日)は「守口・門真ジャズフェスティバル2010」です。これは大津ジャズフェスティバルにとっては大先輩にあたるジャズフェスですが、「街かど」でジャズが演奏される典型的なストリート型のジャズイベントです。

 10月11日(月・祝)には、古川橋で「ふれ愛・にぎわい! ラブリーフェスタ’10 ジャズコンサートin古川橋」が開催されます。

 こうしてみると、たしかに京阪沿線にはJAZZのラインができあがっていますね!

JAZZライン(大津へ)

 さて、二枚目の写真は古川橋から東(大津)にむかいます。

 まず寝屋川市です。ここでは10月24日(日)に「新天地in NEYAGAWA 2010」が開催されます。若者が中心になって街づくりをしようとしています。

 香里園では11月7日(日)に「香里園ミュージックアートピクニック2010」があります。音楽とアートとピクニック、どういうつながりなのでしょうか? ワクワクしますね。

 枚方市にはふたつの企画がありますが、ひとつは「9.11 NYテロ追悼コンサート」です。これが、これからもっとも近いコンサートです、今週末9月11日(土)ですから。そして、枚方市では11月13日(土)、14日(日)に「枚方宿ジャズストリート2010」が開催されます。14日には「ジャズポート(アクアライナー・ミニ)」という船が淀川河川敷から出航するようです(ただし、雨天中止)。

 そして京阪電車を三条京阪で乗り換えて、京津線で浜大津に出ると

わたしたちの 「第2回大津ジャズフェスティバル」(10月16日(土)、17日(日))です!

 「京街道JAZZライン」は9月11日の「9.11NYテロ追悼コンサート」から、12月11日(土)から25日(土)までの「大阪水上バス・ロマンチック・イルミネーション・クルーズ」まで3ヶ月にわたって繰りひろげられます。京阪沿線にお住まいの音楽好きの方には堪らない季節ですね。

 ぜひ、10月16日、17日には京阪電車をつかって浜大津までおいでください。素敵なJAZZでお迎えいたします。なにしろ浜大津駅を降りれば、そこが「浜大津駅会場」ですから(^^)。

 

信楽のタヌキ

信楽のタヌキ

 大津の街の、ある通りの、あるお宅のまえに、7匹の信楽のタヌキがいます。

 端正な町屋の玄関先です。

 この7匹はどんな関係なのでしょう?

 信楽のタヌキはふつうオスなのですが(股間を見れば判ります(^^))、でも最近はメスのタヌキも作られているようですから(胸元を見れば判ります(^^))、この7匹はもしかすれば家族かもしれません。

 大津でこのタヌキたちに出会ったら、よ~く確かめてみてください。街歩きが楽しくなるかもしれませんよ(^^)。

 参考までに、このタヌキは、JR大津駅から中央大通りを5分ほど下って、左に曲がってしばらく歩くと見つかるでしょう。

ポスター・デザイン

今年のポスター

 今年のジャズフェスティバルのポスター・チラシが刷り上がりました。 

 ←← これです。 

 どうです、素敵なデザインでしょう! 

 日本全国、たくさんジャズフェスティバルがありますが、こんなに斬新な色遣いのポスターは見たことがありません(自画自賛)。 

 じつは、このポスターをデザインしたのは現役の学生さんです。成安造形大学デザイン科グラフィックデザインクラスの鈴木健さん。若い人特有の自由な感性がとてもよく表れています。 

 現在、このポスター、チラシ(チラシはA4版とA5版があります)を配布中です。もしご近所やお友だち、お住まいの地域、会社などへの配布のお手伝いをしていただけるなら、とても助かります。お手伝いいただける方は、先にお知らせした実行委員会にお出でいただくか(今日は実行委員会の日です! 16:00~18:00、明日都浜大津1階、大津市市民活動センター大会議室、どうぞお出でください)、メールでお知らせいただければ(可能な範囲で)お渡しいたします、「北海道に住んでいるんだけど、チラシ配るよ」はなしよ(^^)。 

 大津ジャズフェスティバルは市民の手作りのお祭りです。皆さんのお力をお借りしたいと思います。興味のある方は、ぜひ「一緒に街を手作りしましょう!」。

プレイベントのプレ・アナウンス

 大津ジャズフェスティバル実行委員会では、これまでいくつかのプレイベントをおこなってきました。

 今後のプレイベントの予定をお知らせいたします。とはいえ、まだ充分にスケジュール、出演者が確定していませんので、今日のアナウンスはあくまでプレ・アナウンスです(^^)。

6月19日の百町市にて

 大津の天孫神社では、毎月第三土曜日に百町市をおこなっています。この百町市とジョイント・協力するかたちで、大津ジャズフェスは6月にプレイベントをおこないました。

 左の写真は6月19日の百町市での演奏風景です。

 ステージに注目ください。これは、ふだんは神楽が舞われている舞台です。「ふだんは」と書きましたが、じつはいつ神楽が舞われているかは、調査不足で知りません、ごめんなさい(^^;;、お正月なのかなぁ?。能舞台のようでもありますから、もしかすれば舞われるのは能かな? 狂言かな? ま、ようするに、ここはとても歴史のある舞台です。で、この由緒正しき和の空間でジャズが演奏されるわけです(なにか、無理やりまとめたような・・・・)。

 今月の第三土曜日は18日です。お近くの方はぜひおいでください。百町市(天孫神社)ではフリマもやっていますよ~。

県立図書館での演奏会の様子

 もうひとつは、「大津ジャズフェスティバル・プレイベント 〜JAZZのゆうべ〜 Part,3」と題して、10月2日(土)に滋賀県立図書館の1階ロビーでおこなわれる予定です。演奏は午後5時からを予定していますが、詳細はまだ決まっておりませんので、間近になりましたら、この場でお知らせいたします。

 写真は定期的におこなわれている県立図書館での演奏会の様子です。この図書館は1階から3階までの吹き抜けになっていて、この吹き抜けスペースを利用しておこなわれているのですね。

 図書館と音楽のコラボというのは珍しい企画かもしれません。でも、本と音楽は文化をささえる重要な要素ですから、いわば文化の(小さな)祭典ですね! ちょっとオーバーかも(^^)。

 県立図書館は、JR瀬田からバスで10分、文化の森のなかにあります。

 そして、もうひとつプレイベントがあります。県立図書館でのプレイベントと同じ日、「ジャズ電車」が走ります。

 京阪電車の石山坂本線には、名物電車が走っていることは、大津在住の方はよくご存じだと思います。冬の「おでん電車」、夏の「ビールde電車」が有名です。実行委員のなかにも、つい先日の「ビールde電車」を楽しんだメンバーも数人いますが、その名物電車が10月2日には「ジャズ電車」として走ります。

 これも詳細(発車時刻など)は最終決定していませんので、詳細が決まり次第、お知らせいたします。

 大津ジャズフェスティバルのプレイベントにもぜひお越しください。

札の辻(ふだのつじ)

札の辻

 先の「大津宿本陣跡」のエントリーで、「大津は北国街道と東海道の合流地点であり」と書きました。この「合流地点」の実際の場所が、左の写真にある「札の辻」です。

 「札の辻」とは、もともと江戸幕府の法令を記した制札(高札)がたてられた場所のことです。ですから、「札の辻」という地名は全国各地にのこっています。

 大津では、制札が北国街道と東海道が交差する地点にたてられましたので、ここに「札の辻」という地名がのこることになりました。江戸幕府にしてみれば、制札はおおくの人びとに法令を知らしめるものであったわけですから、この北国街道と東海道が交差する地点にたてるのは理に叶ったことだったのでしょう。

 じっさい、この地点は江戸時代はとても賑わった場所でした。ふたつの街道が交差する場所ですから、この近くには旅籠がたくさん建ち並んでいました。先に紹介した「大津宿本陣跡」は、この「札の辻」からほんの50メートルほど南に歩いたところにあります。

近江名所図絵

 文化2年(1805年)の「近江名所図絵」には、当時の「札の辻」の様子が描かれています。この図絵を見ますと、ここには宿場の人足や伝馬を調達する人馬会所がおかれて、とても賑わっていた様子が見てとれます。

 ところで、この写真、ちょっと汚れていますね。「近江名所図絵」という由緒正しき図版がどうして汚れているかと言いますと、じつはこれ、「札の辻」の交差点の地面に貼り付けられているものをそのまま写真に撮ったからなのです(ですから、ちょっと埃まみれ)。

 最初の写真に写っている交差点のどこかにこの「近江名所図絵」が貼り付けられています。大津ジャズフェスティバルに来られたら、オリエンテーリングのように探してみるのも面白いかもしれません。

 場所は京阪浜大津駅から京津線にそって南に7、8分ほど歩いた所が「札の辻」ですが、この交差点のどこかにありますよ。でも、よ~く地面を見ていないと、探し当てられないかもしれませんね(^^)。