大津ジャズ日誌 第5回

 みなさん今日は。大津初心者の宗純です。

 大津は地酒で有名な所でもあります。「丸屋町商店街」の中にある「平井酒造」は、1658年創業。350年以上も続いている老舗の酒屋さんです。京阪浜大津駅そばの「小川酒店」には大津に限らず滋賀県の地酒が豊富に揃っています。今回のジャズ日誌は、酒にまつわるお話をしてみようと思います。

 ジャズのアルバムのタイトルや曲名で「酒」がつくものと言えば、何と言っても「酒とバラの日々」ですね。でも英語では「ザ・デイズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼズ」。つまりこの場合「酒」と言っても「ワイン」なのです。日本酒を題名にした曲は私も思いつかないのですが、歌詞の中に「酒」という言葉が出てくる唯一の曲があります。

 黒人女性歌手、ディー・ディー・ブリッジウオーターの1994年のアルバム、「ラヴ&ピース/トリビュート・トウ・ホレス・シルバー」の中の3曲目「トーキョー・ブルース」です。今回はこのアルバムを用意して、大津のお店めぐりをしてみましょう。

 私が大津に来て驚いたことの一つは、看板がとても小さくて目立たないお店が多いということです。
 「丸屋町商店街」近くの「でんや」も、そばまで行っても通り過ぎてしまいそうなくらい外観が地味な店です。でも中に入ると趣がある町家で、おでんがおいしいと評判です。大津駅前の中央大通りを大津港に向かってしばらく下ったところにある「だいず屋」も外からは想像できないくらいに中は広くて、モダンな雰囲気です。ここは大豆を素材にした料理で評判です。さらに県庁近くにある「ふゅーちゃ」は、よっぽど近づかない限り何の店なのか分からないと思います。でも昼時はお客でいっぱいです。

 ところで「今回はジャズはどうなったの?」、とお思いの方もいるでしょう。
 実は今回のアルバムは、「丸屋町商店街」の入口近くにある、ジャズバー「パーンの笛」でじっくり聴いてほしいのです。ここは10月15日(土)のジャズフェスの会場にもなっています。夕方、ママさんがシャッターを上げて、照明のスイッチをつけると、ジャズファンの小さな隠れ家の誕生です。さあ、ママさんにこのアルバムを渡してかけてもらいましょう。

 このアルバムはジャズピアニストのホレス・シルバーが作曲した作品に歌詞をつけたもので、彼自身がピアノを弾いている曲も2曲収録されています。ホレス・シルバーは作曲が得意で、スタンダード・ナンバーとなっている曲も多く、あなたも聴いたことのある曲があるはずです。

 2曲目の「ニカの夢」は特に有名な曲です。ここではディー・ディーの溌剌としたスキャットが聴き所です。

 そして3曲目の「トーキョー・ブルース」です。よく聴いていてください。
彼女が「ギンザ」「テリヤキ」「サケ」「スキヤキ」と歌っているのが聴こえるでしょう。ただ、私には「サケ」じゃなく「サキ」に聴こえてしまうのですが。アメリカの特に黒人ジャズマンは日本が大好きで、「ジンリキシャ」なんて曲もありますし、ウエイン・ショーターというテナー・サックス奏者の奥さんは「ミヤコ」さんでした。

 親しみやすいホレス・シルバーの楽曲と、歌唱力のあるディー・ディーの勢いのある歌声で、このアルバムは酒を飲みながら楽しめるものになっています。そしてこのアルバムをもっと楽しむためには、ママさん手づくりのおいしいチリ・ドッグが最高のお供となるでしょう。ちなみにママさんもジャズフェスの実行委員の一人です。

ミュージシャン説明会のお礼

去る2011年8月20日(土)、21日(日)と出演ミュージシャンのみなさまへの説明会を開催しました。

小雨が降ったりやんだりという不安定な天気の中、
お集まりくださったミュージシャンのみなさま、ありがとうございました。

注意事項のご説明や、各バンドの当日のステージのセッティングの打ち合わせなどをさせていただきました。

出演してくださるみなさまと実際にお会いすることで、残り2ヶ月弱に迫った大津ジャズフェスティバル当日に思いを馳せ、準備のラストスパートもがんばるぞ、という気持ちを新たにいたしました。

実行委員一同、みなさまの演奏を楽しみにしています。
説明会は雨模様でしたが、そのぶん当日晴れることをみんなで祈りましょう。

※メール・郵送での資料送付ご希望の方へは、追って対応いたしますので、少々お待ちくださいませ。

今年のデザイン

今年のポスター

 出来たてほやほやの今年のポスター・デザインです。

 いかがですか? いい感じだと思いませんか?

 昨年のポスターは、若者がサックスを吹いているデザインでした。今年は、ぐっと趣を変えて、シックに、艶のある女性ボーカルで決めてみました。

 なんで、だって? う~ん、それはたぶん、大津ジャズフェスティバル実行委員会の「女子会」には、シックで、艶があるメンバーがそろっているからだと思います(たぶん、おそらく、まちがいなく・・・・)。

 え? 画像が小さくてよく見えない?

  はい、これはわざとです(^^)。というのは、今月21日の14:00~16:00に開かれる「ミュージシャン説明会」(大津ふれあい広場)で印刷したチラシを初公開しようと思っているからです。な~んて言っていますが、じつはまだ印刷にかかっていなくて、デザインが出来上がったところなのです(- -;。

 ということで、今日は、今年のポスター、チラシのデザインのイメージだけお見せしました。本物が出来上がったら、このブログでまたお知らせいたします。

 

西院ミュージックフェスティバルに行ってきました。

みなさまこんにちは。
大津ジャズフェスティバル実行委員のウマノホネです。

8/6(土)・7(日)と西院ミュージックフェスティバルに行ってきました。

西院ミュージックフェスティバルは大津ジャズフェスティバルと同じく、
「街のど真ん中で行われ」、「ライブ会場が複数あり」、「全会場入場無料」の音楽イベントです。
つまり、普段の感覚で街中を歩きながら、音楽を楽しむことができるのです。

最寄駅の阪急西院駅の改札を抜けると、そこはまさにおまつりムード。
街中に流れる音楽、街中を彩る看板やポスター、そして、街中を活気付ける人々。
「街と人が音楽を通して高揚する。」
こういう時は、何故か人は優しくなるものです。
想像してみてください。ワクワクしませんか?

パンフレットを受け取り、いざライブ会場へ。
晴天にも恵まれて、どの会場も人!ヒト!ひと!
知り合いのスタッフ情報によると、近年稀に見る盛況ぶりだったとか(笑)
初日のビールの売り上げが、昨年の2日間のビールの売り上げをはるかに上回ったそうです!
改めて、街中で音楽に浸ることのできる音楽フェスティバルの素晴らしさを実感した2日間でした。

実は、この音楽フェスティバル。
4月から10月の全ての土日は、日本のどこかで必ず行われているんです。
そして、規模の大小あれ、有料無料あれ、音楽フェスティバルにはそれぞれの特徴があります。

今回は大津ジャズフェスティバルが誇る大きな特徴を2つお教えします。

1.「屋外会場が多い」
今年の大津ジャズフェスティバルは23会場のうち、屋外会場が13会場もあります。
天気に左右されるというリスクを背負いながらも、我々はこの会場配置を選択しました。
なぜなら、街に音楽が溢れる素晴らしさを体感していただきたいからです。
改札を抜ければ、そこに音楽が鳴る空間が広がっている。
想像してみてください。ワクワクしませんか?
サブタイトルの~ジャズと一緒に街歩き~とは、実はこのことなのです。

2.「琵琶湖が目の前にある」
一番の特徴は何といってもコレです。
世界中を探しても、琵琶湖を目の前にして音楽を楽しめる空間はココにしかありません。
当日、琵琶湖に注目しながら音楽を楽しむのも良いかもしれません。
琵琶湖を目の前にした会場、高い位置から琵琶湖を臨む会場。
想像してみてください。ワクワクしませんか?
耳からだけでなく、目からもお気に入りとなるスポットがあると信じています。

みなさま、10/15(土)・16(日)はぜひとも晴天をお祈りしておいてください(笑)
スタッフ一同、老若男女の誰もがワクワクするような空間をこの大津で作り、
みなさまのお越しをお待ちしてます。

西院ミュージックフェスティバル

今週末 8/6(土)・7(日)は、西院ミュージックフェスティバルが開催されます。

西院というのは、京都の西大路四条周辺。
最寄駅&停留所は、阪急西院駅・京福電気鉄道(嵐電)西院駅・市バス西大路四条です。
ミュージックフェスティバルという名が示すとおり、いろんなジャンルの音楽を楽しむことができるイベントです。
お昼から朝方(!)まで、ほんとに楽しそうです。

大津からも意外と近いのです。

たとえば、、、
JR大津駅~(JR 約10分 190円)~JR京都駅~(市バス 約20分 220円)~西大路四条。
ほらね、意外と近い。

実は、西院と大津、両方のイベントに出演してくださってるミュージシャンさんもちらほらいらっしゃるのです。
西院ミュージックフェスティバルに遊びに行って、お好きなミュージシャンを見つけて、
大津ジャズフェスティバルでもどこかに出演してないかなー、とチェックしてみてはいかがでしょうか?

(あら、結局大津のアピールをしちゃってますね;)

あ!!申し遅れました!!
大津ジャズフェスティバルの出演グループ紹介をUPしました。
会場となっている大津の景色も楽しめるページとなっております。
ぜひぜひご覧いただき、大津ジャズフェスティバル当日に会場をめぐる街歩きプランをお考えくださいね。