大津別院(=お寺) とのコラボレーション

すでにお伝えしているとおり、5月16日に開催する“AFTERNOON JAZZ”は、
大津別院の本堂で演奏が行われます。

別院本堂

お寺の本堂といえば…「お経(おつとめ)」や「お坊さんのお話」がつきもの。
なので今回のプレイベントでは、大津別院さんのご協力により、演奏とともに「記念勤行」を
企画しております。
当日、記念勤行を取りしきってくださる、大津別院の佐藤さんからのメッセージをおあずかり
しましたのでご紹介させていただきます。

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正覚大音 響流十方 (正覚の大音、響き十方に流る)

八万四千あるという仏教経典の中で、浄土真宗が拠り所とする『無量寿経』というお
経の中に登場する一句です。「正覚」とは仏教での「さとり」のことです。

仏陀のさとりは、素晴らしい音としてあまねく世界に響き流れる。

という意味です。
仏の教えは「経」や「偈(注・「うた」のこと)」として語り継がれてきましたが、
独特の調べをもって勤まります。淡々と厳かに読まれる場合もあれば、はなやかな節
回しを伴う場合もあります。教えを説き示すものや、教えを受ける者が仏や菩薩の徳
を讃嘆するものなど、内容も様々です。
仏教寺院の本堂は、宗旨によって詳細は異なりますが、仏に礼拝し、その御教えを聞
く場所です。御教えを聞くということは「人の生き方を聞く」ということです。

ジャズは、近代のアメリカにおいて西洋音楽とアフリカ音楽の組み合わせによって発
展した音楽と聞きます。
現代の私たちが「音楽」を嗜好する時、そこに「人の生き方」を重ね合わせる人は少
なくありません。
鳴り響く音は「今私が生きること」であるとも言えるでしょう。
現代においては、特定の宗教によって「人の生き方」を定める人は少なくなりつつあ
り、「お寺」が身近ではないという人は増えつつあります。
しかしながら、この世に生まれてきた私たちにとって、「人としてどう生きるのか」
という課題が無くなろうはずはありません。
古より、数限りない多くの人々が「人としてどう生きるのか」を尋ねてきた大津別院
の本堂において鳴らされる「今生きること」という音を、より多くの皆さんに聴いて
いただきたいと思います。
(大津別院会計・佐藤賢隆)
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プレイベントでも、また違った興味深いお話が聴けることと思います。
また、演奏の幕間には重要文化財である「書院」のガイドツアーもありますよ。
いずれも演奏とともに、ぜひお楽しみに♪