8月
30
2010
大津宿本陣跡
投稿者:大津ジャズ実行委員会
大津はむかしから交易の中心地として栄えてきました。びわ湖をつかって北国からの物資が集まってきましたし、東海道も通っていました。今でも、その痕跡が大津の町にはのこっています。
写真は「大津宿本陣跡」です。
ここにある案内板にはこう書かれています。
「本陣とは大名や公家などが宿泊するために設けられた施設で、大津宿では大阪屋嘉右衛門(大塚本陣)、肥前屋九左衛門の2軒の本陣と、播磨屋市右衛門の脇本陣1軒が八丁筋に置かれていました。八丁筋には、旅籠などが多数軒を連ね、旅行く人びとを迎えていました。大津は北国街道と東海道の合流地点であり、また湖上交通の拠点でもあったことから繁栄を極めました。」
現在は遺構などものこっておらず、ただ案内板がかつての街の繁栄を伝えるだけですが、この地に立ってみると、北に湖、南と西に山が迫っていて、たしかにここがかつて交通の要所だったことをしのばせます。
場所は、京阪浜大津から京津線にそって南にくだり、京津線が右折れした先にあります。浜大津駅から徒歩ですと、約10分です。「滋賀労働局」という白い看板が目印です。この看板に隠れるように、それはあります。
この碑を撮影に行った日はうだるような暑さで、ほとんど熱中症状態になりました。今年の残暑はほんとうに、ほ・ん・と・う・に厳しくて、もう怒りを通りこして、「どうにでもしてくれぇ~!」状態になっていますが、でも、ジャズフェスティバルは10月16日、17日ですから、いくらなんでもすでに涼しい風が吹いていることでしょう。
大津宿本陣跡は、商店街からも近くですので、秋の陽を楽しみながら、足をお伸ばしください。