会場紹介(6) Tio

 浜大津の南には東西にながく続く商店街があります。東から丸屋町商店街、菱屋町商店街、そして長等商店街です。そして、長等商店街をぬけると、そこはもう三井寺。みっつの商店街は三井寺への参道のような役割をはたしてきました。

 その長等商店街をすこし歩いて右に折れたところにあるのが、「Baar Musica-Tio(音楽バーtio)」です。ここも大津ジャズフェスティバルの会場となります。

tio

 2009年にオープンされたこのお店では、毎週ライブ演奏が行われています。店内にはグランドピアノも置かれ、いかにもここは「ムジカの館」です。まさにジャズフェスティバルには最高の会場ということになりますね。

 写真をご覧いただくと判るように、とてもお洒落な店構えです。コロナ・ビールなんか飲みながらジャズを聴いていると、ちょっとラテンの気分になるかも(^^)。

 そのコロナ・ビールは700円、「♪ウィスキーがお好きでしょ?♪」ということなら、バレンタイン(水割り)は600円です。

 ぜひ足をお運びください。

会場紹介(5)大津中央鍼灸院前

 会場紹介の5回目です。

 前回紹介した「曳山展示館」をすぎて、そのまま丸屋町商店街を歩くと、京阪電車京津線(路面電車)が通っている大きな道路に突きあたりますが、その道路のちょっと手前にあるのが「大津鍼灸院前」会場です。

大津鍼灸院前

 鍼灸院とジャズというのは、ちょっと思いつかないコラボレーションですが、「ジャズが流れる街」というキャッチフレーズから言えば、これはなかなか斬新なコラボかもしれません。

 ご覧のように、鍼灸院の前には手頃なスペースがあります。小さなバンドがゆるりと演奏して、街をゆく人びとがふと足を止める、そんな光景がうまれそうですね。

 先にも書きましたが、この鍼灸院前会場を過ぎて京阪電車京津線が通っている道路をわたると、そこから伸びているのが菱屋町商店街です。この菱屋町商店街にも、いくつかの演奏会場がありますが、それはまたおいおいと紹介することにします。

味処(1) 利やん

 大津ジャズフェスティバルに来られた方が気軽に楽しめるような味処を紹介します。今回が第1弾。

 JR大津駅を降りて、ロータリーを左に回ると寺町筋の商店街(大津駅前商店街)が始まります。この商店街の右側の筋をほんの5メートルも歩くと、こんな看板が見えます。この看板が見えたら、右に続く路地をはいります。路地の一番奥にあるのが、居酒屋「利やん」です(看板の右上に「利やん」という文字が読めますね)。

 この説明からも判るように、このお店を発見するのは、初めて大津に来られた方にはとても難しいと思います。でも、本当に安く、美味しい店は、いつも隠れた処にあるのですね。「安い、美味しい」、ですから、このお店はいつも大津のサラリーマン、OLであふれています。

左:上ミノの七味揚げ  右:豆腐のだし巻き

 このお店でぜひ味わってもらいたいのは、これです。 「上ミノの七味揚げ」、そして「豆腐のだし巻き」、なんと言っても一番の人気メニューです。

 「上ミノ」には香ばしい下味がほどこしてあり、「だし巻き」は上品なだしの香りが広がります。他ではけっして味わうことのできない一品です。

 しかも、安い! 「上ミノの七味揚げ」は550円、「豆腐のだし巻き」は280円です。サラリーマンが毎夜やってくるというのも頷けますね。

 ジャズフェスに来られて、「大津で美味しい酒を」と思われる方はぜひお立ち寄りください。大津の隠れた名居酒屋です。

 

会場紹介(4) 曳山展示館前スペース

 今回は丸屋町商店街にある「大津曳山展示館」を紹介します。先の紹介した「平井酒造」から約30メートルの距離です。

 大津では毎年10月に大津祭りが開催されます。400年以上の伝統をもっている大津最大のお祭りです。この大津祭りのハイライトは、なんと言っても各町の町衆が曳く「曳山=山車」なのですが、ここ「大津曳山展示館」の1階には実物大模型の曳山が展示されています。

 昨年の「第1回大津ジャズフェスティバル」でも、この「曳山展示館前」のスペースが演奏会場になりました。

曳山展示館、昨年の様子

 これが昨年の様子です。展示館前のスペースにパイプ椅子を出して、ゆっくりと演奏を聴くことができます。この写真を見ると、すこしお客さんがすくなく見えますが、とてもいい雰囲気の演奏会場です。

 ジャズを聴いたあと、「曳山展示館」で大津祭りの雰囲気を味わうのもいいですね。

 「展示館」では、大型スクリーンによる大津祭りの再現コーナーや大津祭り独特のお囃子体験をすることができます。

会場紹介(3) 平井酒造

平井酒造

 最初に紹介した会場が、赤いドアのある「パーンの笛」でした

 この「パーンの笛」の赤いドアを見ながら「中央2丁目」の信号を左(西)に折れると、すぐに丸屋町商店街がひろがります。この丸屋町商店街にはいってすぐの所にあるのが、創業340年をほこる老舗「平井酒造」です。滋賀の酒造りの伝統を守りつづける「平井酒造」さんが、今年、ジャズフェス会場を提供してくれることになりました。

 ご存じの方もおおいかと思いますが、「平井酒造」と言えば銘酒「浅茅生(あさじお)」です。口にふくむと深く広がってゆく香り、「これぞ日本酒!」というお酒です。

 当日は、「大津ジャズフェス・プレミアム・ブランド」の販売を計画されているとか。ジャズを聴きながら、伝統の日本酒を味わうというのもなかなかおつなことだと思いませんか?