狸は夜な夜なサックスを吹くのか?
こんにちは。OJF実行委員の浅嶌です。
既にご承知のように今年のOJFではルー・タバキン・トリオにゲストとして出演していただきます。
ジャズファンであれば誰もがその名を知っているビッグネームではありますが、私個人は恥ずかしながら「ピアニスト穐吉敏子の旦那さんでサックス、フルート奏者である」という程度の知識しかありませんでした。
で、さすがにそれでは時節柄マズイと思って、まずはWikipediaで検索してCDを探してみました。
するとこんなものが出てきて驚きました。なんじゃこりゃ。
Tanuki’s night outというのは「狸の夜遊び」と訳されていて、狸の雄叫びのようなサックスのフリーソロから始まる循環コードの軽快な曲です。
http://www.dr-fujii.com/cd/t_3003_2.html
当時の記事からの抜粋になりますが、
「私が一番最初に日本に行った時、京都に行きました。そこでほとんどの飲み屋の前に狸の焼き物が置かれていて、トシコ(注:穐吉敏子)から、日本での昔から伝えられている話しを聞いて、大変なユーモアを感じ、また、ある意味では同情をも感じました。この狸のパーソナリティを表現したいと思って作った曲です」
とありますから、これは信楽焼の狸の事を指すことは100%間違いないでしょう。滋賀県人の一人としてルーさんの事がぐっと身近に感じられるようになったのは言うまでもありません。
<信楽たぬきの歴史>
http://www.katch.ne.jp/~msyk-tsj/sigarakitanuki.html
さて、信楽焼の狸と言えば、実は様々なバリエーションがあります。さらに特注で「医者の狸やら野球をする狸やらカラオケで歌う狸やら」を作ることもできます。これらはお店の開店祝いなどで製作されるようです。
大きなものは大変高価ではありますが、色々探して密かに私も製作を依頼してしまいました。
ジャン!!
OJFのマスコットとして、なかなか良いと思いませんか?
ルー・タバキン・トリオの演奏は10月13日(土)17時から、大津市民会館大ホールです。
前述のTanuki’s NightOutの演奏があるかどうかはわかりませんが、きっとすばらしいステージになると思います。お楽しみに!